空き家の取得・維持にかかる費用はいくら?内訳やリスクを詳しく解説
最近では空き家が増えていることと並行して、空き家の活用手段にも注目が集まっています。
そこでまず気になるのが、空き家の取得や維持にかかる費用でしょう。
今回は、空き家の取得や維持に必要な費用と内訳を、詳しくお伝えしていきます。
ただし大前提をお伝えすると、住宅購入や維持には、思わぬ出費がかさむことが多いです。
予算には余裕を持ってから、計画的に行動することをおすすめします。
この記事を参考に、具体的な予算の見通しを立ててみてください。
空き家の購入にかかる代表的な費用4点
空き家の購入に必要とされる代表的な費用は、下記の4点です。
①物件の購入費
②不動産会社の仲介手数料
③物件修繕費
④その他諸費用
代表的な4つの購入費用について、詳しくお伝えしていきます。
空き家の購入費用①:物件の購入費
空き家の取得にまず必要なのは、物件を購入するための取得費用です。
物件の金額は、空き家の売買取引サイトから確認ができます。
愛知県の設楽町で空き家をお探しの方は、住まいを探すから物件金額をご確認いただけます。
設楽町では40歳未満の方に対して現在、住まいに対する融資や補助金があります。
補助金が終了する予定は現段階では発表されていませんが、今後条件が変更される可能性もあります。
活用をご検討されている方は、お早めに設楽町役場企画ダム対策課へお問い合わせください。
設楽町空地・空家バンクは自治体が運営しており、一切の値段交渉は行っておりませんこと、ご了承ください。
また、住宅ローンに関するご相談もうけたまわっておりません。
住宅ローンについては、金融機関にご相談ください。
空き家の購入費用②:不動産会社の仲介手数料
不動産会社の仲介手数料は、不動産を売買・賃貸する場合に必要となる費用です。
売買契約は「家主(売主)」「買主」「不動産会社」の3者の間で行われ、携わる不動産会社は家主さんが指定しています。
仲介手数料は法律で以下の通り定められていますが、正確な金額は契約前に不動産会社へご確認ください。
物件の売買価格が200万円以下 | 物件価格の5%+消費税 |
物件の売買価格が200万円超〜400万円以下 | 物件価格の4%+2万円+消費税 |
物件の売買価格が400万円以上 | 物件価格の3%+6万円+消費税 |
空き家の購入費用③:物件修繕費
「空き家」として販売されている物件のほとんどが、利用のために修繕が必要です。
必要な修繕箇所は買主・借主さまがご自身で判断いただく必要があります。
見学時には担当者と一緒に、ご自身の目で物件状態をご確認ください。
施工の経験がない方がご自身でDIY修繕をする前提で家を購入したものの、修繕が思うように進まず、結果的に住まなくなってしまったという方もいらっしゃいます。
DIYでの修繕には道具を購入する費用がかかるほか、修繕に関する知識をつけるための時間もかかるものであり、簡単な話とは言えません。
空き家の購入をされる際にはあわせて、町内の工務店や大工さんへご依頼されることをおすすめします。
空き家の購入費用④:その他諸費用
空き家を取得する際には、下記のような諸費用もかかります。
・印紙税
・不動産所得税
・登録免許税
・司法書士への報酬
など
これらは不動産を取得するときにだけ必要になるものばかりですが、購入時には物件の購入費用にばかり目がいってしまいがちなので、忘れずに計算しておきましょう。
空き家の維持にかかる費用3点
空き家の維持かかるのは主に、下記の3点です。
①固定資産税
②修繕管理費
③その他税金や光熱水道費
それぞれ詳しくお伝えします。
空き家の維持にかかる費用①:固定資産税
固定資産税は、不動産を所有している全ての場合に必要となる税金です。
毎年支払いが必要となるので、購入前に確認しておくことをおすすめします。
空き家の維持にかかる費用②:修繕管理費
たとえばお庭がある場合には、草刈りに費用や労力が必要になるでしょう。
定期的に換気をしないとカビの原因になることもあり、必要に応じて修繕費用の支払いも生じます。
どのような物件も時とともに劣化していくものなので、修繕費は定期的にかかるものだと思っておきましょう。
空き家の維持にかかる費用③:その他税金や光熱費
その他、空き家の維持にかかるものといえば、下記のようなものがあてはまります。
・保険料
・交通費
・都市計画税
・光熱水道費
・不法投棄された場合の粗大ゴミ処分費用
必要費用は活用方法などにもよるので、まずは取得した場合のシミュレーションをしてみてはいかがでしょうか。
【まとめ】空き家の取得や維持には大きな費用がかかる
空き家は取得だけでなく、維持にも一定の費用がかかります。
所有しているだけで税金や光熱水道費などが負担となっていくので、一度取得をしたらお金がかからないと思っていると、思わぬ大出費になってしまうことも。
特に、住み慣れている場所を離れて新しい場所に移るための引越しや移住には、大きな労力がかかります。
費用を気にすることはとても大切ですが、あわせてライフイベントやご自身の体力なども考慮した上で、空き家の取得を検討できると良いですね。
空き家の活用を考えるときには、具体的に見通しを立てて、予算に余裕を持ちながら行動することをおすすめします。